かいぼうの手引き あとがき

前回書いた記事での小説のあとがきです

 

初めての小説らしいものです。

 

前々から「匂い」を題材に小説を書いてみたいと考えていたのですが、最近の流行歌である「香水」に先を越される形になりました(笑)

 

今回は私が実際に解剖実習をしていたので、一番その時身近だったホルマリンの匂いを題材にしてみました。

まぁ「香水」の歌詞にもあるように、匂いで思い出す過去の思い出の人という感じ

この小説の原本は僕のtwitterに出してます。リプで繋げたので見てる人は少ないかと思いますが。それを今回はここで出すにあたり、もう少しシックに、言葉を注意して選びながら書き直したものです。

 

いや~小説って大変ですね。基本的にメインストーリーの部分が主人公の過去なので、「~だった」などの過去形が連続してしまうのですよ。

でもそれはやはり汚いので、そこんとこ疲れました。

加えて自分のキャブラリーの貧困さ。 絶望っすね

目の当たりにされましたよ。

 

んでもって、書き終えて思ったのが、これで読者に伝わるんか???ってとこです。

初めて感想文やレポートなどといったものから外れた文章を書くにあたって、気を付けたこと、一番考えたことは以下の二つ

  • 伏線とその回収

  • 余分な文章の除外

無茶苦茶難しかった。その結果、におわせみたいな形の文章が多々あると思う。わかるかな~。

作中の後半に出てくる先生が先輩の父親であるとか、先輩が常日頃から顔色悪いのが死に繋がってくるとか。紅葉の葉に銀杏を用いたのはその実も結構な匂いを出すからとか。特にラストの20代の御献体ね、あれ筆者的には先輩ね

 

なかなかそこまで気づくのかなぁと思いながら書いてました。

一部は作者の粋な計らいとして流してください。多分原本は分かりにくい部分がもっと分かりにくかったり、適当なとこは適当。

 

まぁそんな感じで書いてみた小説だったけど、正直自分でもラストのまとめ方には今でも疑問を抱いております。

この小説を書き始めた時には、急展開のSFっぽく仕上げようとか、ロマンチシズムに溢れたものにしようかと思ってましたが。

 

なーんかというより、もろ猟奇的だよねこれ。

 

昔好きだった人の死体を解剖したいってヤバいっしょ。気くるってるわ。

 

あ、言い忘れてた。

あとがきというより、解説になるんだけど。

先輩の父親ってのは主人公や先輩たちの医学部の先生であって、解剖学研究の先生ね。

だから先輩は昔からの影響で解剖が好きだし、先生からはホルマリンの懐かしい匂いがする。加えて先輩は若くして御献体への志願をして、それらの影響で主人公は解剖をよく学び成績を上げる。だけども、そのホルマリンの匂いは5年生になった今でもいろんな意味で苦手だと...

 

こういうわけですわ。わかりにくいよねー。センター小説でこんなの来たら発狂する。

 

てな感じで、はじめて私が書いた小説ではありますが。そもそも女性が主人公でショートショートの猟奇的作品になるとは思いもよりませんでした。

 

たまに気が向いたら小説書いてみたいなと今後も思っております。

よろしく

 

 

この小説多分終わりかえれば話広がって中編小説くらいにはなる。