映画録5 【TENET】
先日映画館に行っていきました。
ちょうど鬼滅の刃の映画が上映開始になって初めての日曜日だったので、鬼滅キッズがすごい量沸いておりました。コロナもへったくれもないですね
まぁ、私の目的とする映画は鬼滅の刃無限列車編ではありません。同じく話題作ではありますが【TENET】を見て参りました。
ですので、今回はその記録を書きつけようと思います。
余談ですが、はてなブログの文字の大きさを今まで標準設定で書いていたのですが、小さくないですか?
改行するたびに文字標準に戻るのめんどくさいので、上述は文字の大きさ「中」で書いていましたが、やっぱ標準に戻します。
小さいなと思ったらすみません。
それでは、映画【TENET】のレビューを始めていきましょう
さっそく粗筋の方を引用していきたいと思います。
満席の観客で賑わうウクライナのオペラハウスで、テロ事件が勃発した。罪もない人々の大量虐殺を阻止するべく、特殊部隊が館内に突入する。部隊に参加していた名もなき男(ジョン・デイビッド・ワシントン)は、仲間を救うため身代わりとなって捕らえられてしまう。
昏睡状態から目覚めた男は、フェイと名乗る男から“あるミッション”を命じられる。それは、未来からやってきた敵と戦い、世界を救うというものだった。未来では、〈時間の逆行〉と呼ばれる装置が開発され、人や物が文字通り、未来から過去へと進められるようになっていた。ミッションのキーワードは「TENET(テネット)」。このキーワードを使って、男は第三次世界大戦を防がねばならない。「その言葉の使い方次第で、未来が決まる」──。突如として巨大な任務に巻き込まれた男は、無事に任務を遂行することが出来るのか。
【ネタバレなし】『TENET テネット』解説 ─ 鑑賞前に知っておきたいポイント、キャラクター&キャスト紹介 | THE RIVER
ま、ざっとこんな感じですね
この映画の監督は”クリストファー・ノーラン” いつも難解なSF映画を作る監督です
興味あったら自分で調べてください
はっきり言って、私は途中で思考が止まりました。映画見た後に感想言い合える人と一緒に行けばよかったと思うばかりです(そんな人いませんが)
そもそも冒頭からよくわからないんですよ。伏線が壮大すぎると言ったら伝わりますかね。
冒頭で巨大な伏線を置いて、その後ひたすらに回収していくかと思えば、また伏線が出てくる。それでいて、すべての伏線を回収しきれていない。やはり小説と違って、映画というのは、演者の気持や情景描写を表情や動きで表現するもですので、見落としてしまったのかなぁ。
一応、自分なりには多少は考えていますが。ひとつくらい書いておきます。
少しネタバレします。注意ですよ!!!
【ネタバレ!閲覧注意】
冒頭のテロの時点で一度逆行弾が出てきます。その逆行弾のおかげで一度主人公は助けられます。その時逆行弾を打ったのは誰かという話ですが、私が考えたのは、その誰かは時間を逆行してきた未来の主人公かと。
「壮大な時間における挟み撃ち計画」ってのがこの映画の表題だと私は思っております。この認識が間違ってなければ、未来の主人公が、過去の主人公を助けるのは当たり前ですよね。
もう少し書こうと思ったのですが、考察サイト見てたら意味不明になったので止めます。
まぁ私がまず思うのは、異なる時間軸がまじりあう映画は、難しいけど面白い。
以前にも、時間が混ざる映画は見たことがあって、2,3回みてやっと理解できたか微妙って感じですが、何か引き付けられるものがあります。いつかその映画たちも記録出来たらなと思います。
これ以上書くこともないので、これでやめにしましょう。
最後になりますが、TENET見てイキってるやつらがドグラマグラ読んでイキル奴のそれと同じやなと思いましたが、実際見てみると非常に面白かったです
難解という面を取り上げるよりも、SFアクション映画として、非常にすぐれた作品ではないでしょうか。
ただ、逆行の場面での一部演者の動きが少しぎこちなくて面白かったです。
お久しぶりです 映画録4
皆さんお久しぶりです
以前から約2カ月ほど更新しておりませんでした。
そんな中でもアクセスしてくれている方がいるということが、私としてはとても嬉しいです。
単純に飽きていたのと、テストやらで忙しくて・・・
まぁ、これからは週一回のペースなどで、ゆるく、やって、行けたらなぁ?
映画もいいけど、普通に学校で書かされたレポートとかも投稿しようかな
というわけで、映画録4
正直映画を久々に見ました。ジブリ映画は見に行きましたが。(どこかで書きたい)
寝る前に少し時間があったので、プライムビデオで漁ってみました結果
【I feel pretty!】2018年 アメリカ
を見ました
マジで正直何でもよかったんですが、やたらピンクいサムネイルだったので目につきました。
あらすじとしては、自身の容姿に非常にコンプレックスを抱いている女性が、魔法にかけられたように、突然自分に自信を持ち、ッシャーオラ!!!となり・・・
あらすじって難しいね(笑)ネタバレしてぇ。
そんなわけで、映画.comから引用します
自分に自信がないぽっちゃり女子の主人公が、自信を得たことで輝きを増していく姿を描いたコメディドラマ。「エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方」でゴールデングローブ賞最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル部門)にノミネートされた人気コメディエンヌのエイミー・シューマーが主演、「25年目のキス」「そんな彼なら捨てちゃえば?」などを手がけてきた脚本家コンビのアビー・コーン&マーク・シルバースタインが長編初監督を務めた。容姿にコンプレックスがあり、何事にも積極的になれないレネーは、ある日、自分を変えようと通い始めたジムでハプニングに見舞われ、頭を打って気を失ってしまう。目が覚めたレネーは、自分の見た目が絶世の美女になっていると思い込むようになり、性格も超ポジティブに。すっかり自信に満ち溢れた彼女は、仕事も恋も絶好調になるのだが……。
カンペキですね
以下感想
自分に自信持つの大事よ。まぢで(笑)
とりあえず、映画の趣旨として、見た人の自己肯定感を高めるっていう策略には、しっかりハマりました。
加えて、自己肯定感以上にこの映画見て思ったことは、
化粧最高
僕もモデルみたいな女に生まれて、意味わからん色のアイシャドーべたべたに塗って、表参道あたり闊歩したかったなぁ。
化粧ってホントいいですよね。女性がどんどん奇麗になっていくし、化粧キメて自信満々になってる女性も好き。
そんなわけで、誰かデパコス一緒に見に行こ~
めちゃ適当だけどこれでおーわり
映画録3
今回は少し有名なお話について
なので1作品だけでの記録にします。特に書くことは多くないので、短めになります。
小説ってのは、よく映画になりますね。
世の中実写化ブームです。漫画をやたら実写化して転んでばかりいます。何が楽しいんですかね(笑)転ぶのは痛いのにね
しかし、小説のドラマ、映画化ってのは昔からあるもんです。まぁ、あまり私自身知りませんが、「羅生門」(芥川龍之介)は戦後まもなく(1950)黒澤明により映画化されてます。
はだしのゲンでその映画の看板をめぐってひと悶着ありますね。それがとても印象的なだけですが。よく覚えています。
まぁそんなこんなで、昔っから実写化ってのはあったわけですよ。
私が物心ついた時見た実写化は「サザエさん」のドラマでしたっけなぁ。まだ24時間テレビが夏休みの最後としての人気が少なからずあったころかと思います。(局が違いますが)
そんなわけで、実写化の映画についての記録。この作品は何度もリメイクされてるので、僕が見た映画はその中でも一番新しいものかと思います。
その作品名は
です、。まずは、このあらすじを適当に記しますね。
時代は女性が参政権に奮闘して女性議員がちらほら現れたころ。東京での新婚夫婦の旦那が石川県に出張になります。そこから行方不明...それでどこ行ったんやー!って。
松本清張と言えば、日本を代表するミステリー作家だと思ってますが。横溝正史(犬神家の一族、八墓村が代表作かな)とたまにかぶります。
全く一本も読んでませんが、そんな私でも名前は聞いたことある。なんでだろうかな。
まぁそんなゼロの焦点ですが、僕はまず一つ印象的だったCMがあります。
それは缶コーヒーBOSSのCMです。同年代の方は記憶あるかもしれませんが、BOSSのそれで「ゼロの焦点」をもじって、「ゼロの頂点」とキャッチフレーズを込み、コラボ?してCMしてましたなぁ。今思えばあのCM見てからずっと「ゼロの焦点」の映画が見たかったんですよねー。そんな中アマプラで見たので記録するぞい。
とりあえず、松本清張の代表作(だと思う)の内容を知るために見ました。以前に松本清張だと知らずに映画「砂の器」を見て、非常に感銘を受けたのでかなりハードルが上がってました。冒頭はとてもイイ感じ!2000年代に作った映画とはいえ、しっかりとその時代を描くようにセットやら雰囲気はよかった。舞台が石川県だというのにも興奮。
でも途中で終わりましたね。なんか、なんか作りが甘いんだよなぁ。盛り上がりの一番肝心なシーンが、あれーー?なんか雑だなって。
その当時の技術力ではあれが限界なのかな。?でも2009年の映画だしもうチョイ頑張れ...技術がだめならもうほかの方法でさぁ。とまぁ微妙だなと思いました。
1961年にもゼロの焦点は映画化されているのでそちらもみてみようかな。案外そっちのほうが良かったりして(笑)
別にリメイクだからダメなわけじゃないよ?犬神家の一族はリメイクも、最初の映画もよくできてるしね。
以上でーす。
2,5/5
砂の器や犬神家についても今後記録したいわね
映画録2
映画の記録ならストックあるし定期的に配信していこうという考え。
とりあえず今回は、最近見た映画について。シリーズもの
そのシリーズ2作を記録します
そのシリーズは「ファイナル○○○○」ってやつです(洋画)
いっぱいあるか(笑)
まぁ今回はそんな中でも、たくさん人が死ぬシリーズです!みんな好きでしょ!
ほんとに人どんどん死んでいくからスカッとするねぇ。コナン見たいな推理とかじゃなく全部事故!何も頭使わないよ!事故だから動機も何もないし(笑)
ただただ脳死で人が事故で死んでいく様を見るだけの90分
こういうのが、僕が事件起こた時過去掘り返されて「あの人はサイコパスだった」とか「昔から愉快犯の気あり」とかって言われるんやろな。
まぁ事件起こす予定はないですが。
ではどんな内容か。いくら事故って言っても、ドキュメンタリーではないのでストーリーはある。
このシリーズでの大本となるものは、「運命には逆らえない」というものだ。
わかるかな?わかんねぇだろうな(笑)あっはっはっは
主人公が今後起きるであろう事故をなぜか ”見て” しまうんですよ。
予知夢だったり見えちゃったりしてね
それを避けても、その時死ぬ運命だったのに!新米?死神が取りこぼした死ぬ運命だった人々を事故として殺していく―みたいな話
これで話の全部や(笑)これ以上書くことないな――
まぁリンク張るなりはしますが
そんなシリーズ作を2作見た私なので、それを記録。作品順番は順不同です
1作目「ファイナルデッドコースター」
Amazon.co.jp: ファイナル・デッドコースター (字幕版): メリー・エリザベス・ウィンステッド, ライアン・メリマン, クリス・レムシュ, ジェームズ・ウォン: generic
まぁ上述した文章を読んでれわかる人は分かるかな?
とりあえず主人公がジェットコースターでの事故を予知する
とにかく人が死ぬ
2.5/5
2作目「ファイナルデッドサーキット」
Amazon.co.jp: ファイナル・デッドサーキット (字幕版)を観る | Prime Video
1作目と同様主人公がサーキットでの事故を予知して、とにかく人が死ぬ
2.5/5
以上でーす。結構しっかり人死んでいくから、そういうの好きな人は暇つぶしに見れると思うよ~(笑)
映画レポート1
もともとこのブログを書き始めるきっかけとなったのは、映画の記録のため。
なので、今回は主旨を取り戻すため、見た映画に関する記事を書きつけていく。
ネタバレに関しては気を付けて無くしたいが、忘れるかも。
本来であれば、こういう第一回の場合、わたくしが最も好きな映画、映画を好きになったきっかけとなった映画をレビューするべき、なのかもしれない。
しかし、そういった映画は見た時分が遠いものであり、わざわざレビューするために見直すのは面倒。また、記憶をたどりながら記事を書くのは、私は好ましくないと思いうので、直近で見たモノに関て書いていく次第である。
今回記録する映画は二本。
「乳酸菌飲料販売員の女」 2017年 監督:熊谷裕紀
Amazon.co.jp: 乳酸菌飲料販売員の女を観る | Prime Video
「親知らず」 2020年 監督:宮嶋風花
Amazon.co.jp: 乳酸菌飲料販売員の女を観る | Prime Video
この二本、共通する点は、いずれも1時間程度の作品であること。
では早速記録していく。
「乳酸菌飲料販売員の女」
R15 指定されている作品。まぁ見れば納得。
乳酸菌飲料「ヨークル」を売る女と男子高校生2人のお話。
日常ではありえないだろうけど、どこか現実味がある。いや、こういうことがあってほしい、と思ったのは私は数えきれない。妄想チックな物語。
大人の女にいいように餌ぶら下げられて、欲望のままにしっぽ振って追いかけていく青春の1ページというのだろうか。
私も高校生の時にこういう女性と関わりたかったものである。
3/5
「親知らず」
リピートしたい。
恥ずかしながら、一度見ただけでは理解が微妙なところが多かった。
一時間という限られた時間のなか、それを濃密なものに、私の表現技法を見ろ。と言わんばかりの作品。それも確かに、監督の処女作兼卒業作品。
親知らずを抜くという行為。それ自体が女子高生を大人にさせるわけではない。
しかし、今まで気にしてこなかったもの、気づかなかったものが見えるようになった高校生。それについて考え、触れ、学んでいくとでも言おうか。
これ以上書けんわ。時間あったらはよもう一回。
4/5
あまり、持論の展開をしたり、文章つらつらつなげて適当な感想書く気はないので、短いかもしれないが、ただの記録なのでこれで終わる。
かいぼうの手引き あとがき
前回書いた記事での小説のあとがきです
初めての小説らしいものです。
前々から「匂い」を題材に小説を書いてみたいと考えていたのですが、最近の流行歌である「香水」に先を越される形になりました(笑)
今回は私が実際に解剖実習をしていたので、一番その時身近だったホルマリンの匂いを題材にしてみました。
まぁ「香水」の歌詞にもあるように、匂いで思い出す過去の思い出の人という感じ
この小説の原本は僕のtwitterに出してます。リプで繋げたので見てる人は少ないかと思いますが。それを今回はここで出すにあたり、もう少しシックに、言葉を注意して選びながら書き直したものです。
いや~小説って大変ですね。基本的にメインストーリーの部分が主人公の過去なので、「~だった」などの過去形が連続してしまうのですよ。
でもそれはやはり汚いので、そこんとこ疲れました。
加えて自分のキャブラリーの貧困さ。 絶望っすね
目の当たりにされましたよ。
んでもって、書き終えて思ったのが、これで読者に伝わるんか???ってとこです。
初めて感想文やレポートなどといったものから外れた文章を書くにあたって、気を付けたこと、一番考えたことは以下の二つ
-
伏線とその回収
-
余分な文章の除外
無茶苦茶難しかった。その結果、におわせみたいな形の文章が多々あると思う。わかるかな~。
作中の後半に出てくる先生が先輩の父親であるとか、先輩が常日頃から顔色悪いのが死に繋がってくるとか。紅葉の葉に銀杏を用いたのはその実も結構な匂いを出すからとか。特にラストの20代の御献体ね、あれ筆者的には先輩ね
なかなかそこまで気づくのかなぁと思いながら書いてました。
一部は作者の粋な計らいとして流してください。多分原本は分かりにくい部分がもっと分かりにくかったり、適当なとこは適当。
まぁそんな感じで書いてみた小説だったけど、正直自分でもラストのまとめ方には今でも疑問を抱いております。
この小説を書き始めた時には、急展開のSFっぽく仕上げようとか、ロマンチシズムに溢れたものにしようかと思ってましたが。
なーんかというより、もろ猟奇的だよねこれ。
昔好きだった人の死体を解剖したいってヤバいっしょ。気くるってるわ。
あ、言い忘れてた。
あとがきというより、解説になるんだけど。
先輩の父親ってのは主人公や先輩たちの医学部の先生であって、解剖学研究の先生ね。
だから先輩は昔からの影響で解剖が好きだし、先生からはホルマリンの懐かしい匂いがする。加えて先輩は若くして御献体への志願をして、それらの影響で主人公は解剖をよく学び成績を上げる。だけども、そのホルマリンの匂いは5年生になった今でもいろんな意味で苦手だと...
こういうわけですわ。わかりにくいよねー。センター小説でこんなの来たら発狂する。
てな感じで、はじめて私が書いた小説ではありますが。そもそも女性が主人公でショートショートの猟奇的作品になるとは思いもよりませんでした。
たまに気が向いたら小説書いてみたいなと今後も思っております。
よろしく
この小説多分終わりかえれば話広がって中編小説くらいにはなる。
かいぼうの手引き 本編
初めて小説らしいことを文章に書きつける。
「かいぼうの手引き」 著 ちゃや
プロローグ
私は医学部に通う5年生。毎年春学期の中盤から2年生の解剖実習が始まるため、解剖学の成績の良かった私は、その手伝いに駆り出される。
解剖実習は御献体をレジュメに従い解剖していくものであるが、御献体はホルマリン漬けにされているため、梅雨と被る実習期間中はその独特な匂いが医学部キャンパス内を包み込む。毎年のことであるが、私は未だに慣れることができない。
4年前
私はこの春にハレて女子大生デビュー!しかも新歓で仲良くなった先輩と最近いい感じなんだよね~。その先輩は同じ医学部の一個上の2年生、いつも少し顔色悪いけどそんな感じもとても良い。
2年生なので忙しく、最近解剖実習が始まったらしい。でも解剖は終わる時間がバラバラのため、バイトを入れず、よくご飯とかに連れてってくれたりする。
シャワーを浴びた後でも、ほんのり薬品臭い。だけれど、その日の解剖について楽しそうに話す姿はとても可愛いのだ。
この前遊んだ時に、期末テストが終わったら一緒に少し遠くにお出かけに行こう、という話になり、8/1に水族館に連れて行ってもらえることになった。ちょうどその日は私の誕生日、覚えててくれたのかな?
予定の日、私は先輩からの連絡を待った。その前日までテストだと聞いていたので、疲れて寝坊しているのだろう。緊張のためあまり眠れなく、気づいたら私は寝てしまった。
先輩からの電話が来て目を覚ましたが、向こうの人は泣いている女性の声だった。
それからはあまりよく覚えていない。初めて礼服に袖を通したくらいだ。
銀杏たちが奇麗に色付いた時期、大学でどこか懐かしい顔と匂いのする先生を見かけた。それから先生の研究室にたびたびお邪魔しているうちに、先生は彼の子供のころの話をしてくれた。今彼がどこで眠っているかなども。
エピローグ
今年も2年生たちからよく呼ばれる。確かに解剖は慣れないと難しい。解剖の手伝いは忙しいが、将来解剖学の研究に進もうと思っている私には良い勉強だ。
1年生の内から解剖学研究室に入り浸ってたせいでもあるが、私にはどうしても、自分の手で解剖したい御献体がある。そのためにも解剖のスキルを身につけなくてはならない。
全ては保管庫に眠る20歳男性の御献体のために。